ハテナアンテナ

あなたのハテナをわかりやすく解説!

風習

針供養の日っていつ?どこの神社に行けばいいの?

針を供養する日があるって、知ってました?

日本では古くから伝わる風習で、
年に2回、針供養の日があるんですって。

046567
そう言えば、ばあちゃんは針が折れても
捨てなかった。
いつも、「神さんに渡さなアカンねんで~」と言って、
浅田飴の、青いシマシマの缶に集めていたな~。

子供の頃、その光景をいつも不思議に見てました。
今思うと、「そ、そういう事かぁ!」(・∀・)
ってことで、

今回は、針供養の日や神社、その由来について
詳しく記載しましたので、ぜひ参考にして下さいね。

針供養の日っていつ?


針供養の日は主に、

関東や東北地方では、2月8日
関西や九州地方では 12月8日
に行います。
知らなかった!(?_?)

2月8日と12月8日、
この2日は『事八日(ことようか)』と呼ばれていて
事を始めたり、事を終えたりする日でした。

関西や九州地方では、12月8日が『事終い』の日なので、
1年の針仕事が終わるから、この日に供養しようと
考えたんだと思います。

こちらの地方では、まだそんなに寒くないから、
12月でも、外に出かけて出来ることはたくさん
あっただろうし・・。

逆に、東北など雪に閉ざされた地方では、
冬の間は家の中で、ひたすら針仕事の内職を
しているから、2月8日『事初め』の日に針供養を
しつつ、また翌日から新しい針で裁縫するんですね。


針供養はどこの神社に行けばいいの?

淡島神社(粟島神社)という、婦人病や
安産子授けに、ご利益がある神社に奉納します。
(この神社は、全国の大きな神社の中にも
あるそうです、いわば神社の支店)
淡島神を祭っている寺院で供養します。

淡島神社での針供養の風景です。
こんな感じで行われるんですよ。




いくつかの寺社の開催日を記載しておきますので、
参考にして下さいね。

【 2月8日に開催 】

和歌山県   淡島神社
福岡県    淡島神社
東京都    浅草寺淡島堂
大阪府    大阪天満宮
愛知県    若宮八幡社
神奈川県   荏柄天神社


【 12月8日に開催 】

京都府    幡枝八幡宮
京都府    武信稲荷神社
京都府    護王神社
滋賀県    長浜八幡宮


【 2月8日、12月8日の両日開催 】

京都府    虚空蔵法輪寺
徳島県    天神社

中でも、虚空蔵法輪寺では、皇室で使用されていた針を、
ご供養しているそうで、その風習は今でも行われています。

皇室で使われていた針なんて、どんな針なんだろ?
すこし、見てみたい気も・・・
もしかして、プラチナ製だったりして・・・
(んな、アホな!)(-。-;。


針供養の方法とは?

豆腐やこんにゃくなど、柔らかいものに刺して
奉納します。
これは初耳でした。(・∀・)

いつも硬い布ばかり縫ってた針を、最後に
柔らかいものに刺して、ゆっくり休んでね。
1年間、ありがとうございました。

って、意味があるんですよ。
(でもこんにゃくは、硬いのもあるけど・・)。

昔、各家庭で針供養が行われていた頃は、
豆腐やこんにゃくに針を刺し、
近所の神社の縁の下に置いたり、川へ流したり
土の中へ埋めたりしていました。


また裁縫学校などは、数えきれないくらいの針が
出るから、直接針塚を作っていたんですよ。




この写真は、友人の家の近くの裁縫学校の針塚と、
祇園寺技芸専門学校の創始者の、祇園寺とよさんです。

一番身近なところで、ご供養して、
腕前の上達を祈ったんだと思います。


今では、裁縫もハンドメイドとかって、
こ洒落た名前になってしまったけれど、
「針と糸がないと、仕合わせにはなれないのよ〜♪」
(by中島みゆき)。

たまには針を持って、裁縫しましょう。


友人に針供養のことを聞いてみると、
近くに和裁の専門学校(裁縫学校)があったので、
毎年2月8日に、針供養が行われるのは当たり前に
知ってました。

一年の間で、折れたり曲がったりして、通常の裁縫作業に
使えなくなった針や待ち針を、お豆腐に刺して、
ご祈祷していたそうです。

115665

その裁縫学校は、神社が経営していたので、ご祈祷するのは、
特別なことだとは全く思わなかったらしく、

さらに、その裁縫学校の周辺は豆腐屋さん地帯なので、
だから豆腐に刺すのかな?と、思っていたそうです。

たくさんの針を、針塚という、針のお墓みたいな
墓標の下に埋めていたそうですよ。


これは、友人の近くの裁縫学校だけではなくて、
江戸時代頃から、私塾として発生した裁縫学校で
針供養が行われていましたよ~と、テレビの
ニュースでも、放送されていました。


また、床屋とかパーマ屋の家のお年寄りは、
その年の中で、最もキレイで黒々とした
お客さんの髪を取って置き、キレイに洗って、
針山の中身にして、1年間使用していました。

髪は、縫っていくための潤滑油になる油分も
含んでいるので、使いやすいですし、

1年間使用し、柔らかく保温性のある髪の中で、
そのまま、ご供養していたという事です。
(こんな、針供養の仕方もあるんですね!)(・o・)


古くから伝わってきた日本の風習、針供養。

ところにより、色んな方法があるようですが、
針にだって「お疲れさま!」といった、こんな気持ちは、
いつまでも忘れずにいたいものですね。

最後に、針供養のうたを、口ずさんでくださいな。


     針供養のうた

1. わたしの務めは皆さんの優しいお指に運ばれて
   晴れ着の下でや普段着を繕う技のお手伝い

2. 私のおうちは針山よ
   畳や机の上などに放っておかずに
   また元のおうちへ返してくださいな

3. どうしたはずみか知らぬ間に
   もしや足にも刺さったら(さそおたら)
   ひどい針よと怨まれる
   私は悲しゅうございます

4. 長らくお世話になりまして
   今はみじめな折れ針よ
   せめて昔の友達と一緒にしまってくださいな

-風習
-