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病気

【人格障害】境界性パーソナリティー障害は女性に多い?特徴や接し方は?

人間が成長とともに獲得していく、
性格や性向、つまり個性というものは、
人の遺伝的特性や、環境異存の特性などに
よって、数えきれないほど多種多様になります。

怒りっぽい、泣き虫、笑い上戸、臆病、
勇敢、無謀・・etc

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こういった個性というものは、誰もが皆
持つものであり、それぞれ少なからずの
偏りを持っているのです。

そんな中、獲得した個性のうち、
いずれかの特徴が極端に、突出して現れる症状を
パーソナリティー障害と呼んでいます。

パーソナリティー障害にも、さまざまなタイプが
ありますが、その中でも今回は、最も多く見られる
症状、境界性パーソナリティー障害について、
特徴や接し方を記載したいと思います。

境界性パーソナリティー障害とは

パーソナリティー障害の中でも、不安定な感情のまま、
その起伏が激しく、善悪の判断が両極端であったり、
イライラとした感情を抑えられない。

または頻繁に、イライラが起こるといった症状を
「境界性パーソナリティー障害」と呼びます。

ここでいう境界とは、「神経症」「統合失調」
境界を指していて、この二つの心の病気の境界
あるという意味を持っています。

「神経症」は、イライラとした感情を頻発させ、
抑えられなくなる特徴を持っています。
「統合失調症」は、現実を冷静に認識できず、
極端で感情的な判断をしてしまうという特徴を
持ちます。

そして、その両方の症状を持っている状態を
「境界性パーソナリティー障害」と呼びます。

この症状は、女性に多く見られます。

メンヘラ
リストカットなどの自傷行為や、大量服薬による
昏睡や昏倒によって、救急外来に搬送される人の
多数が、この境界性パーソナリティー障害を持って
いるとも、いわれています。

境界性パーソナリティー障害の特徴

前述の通り、境界性パーソナリティー障害は
「神経症」と「統合失調症」の両方の側面を
併せ持つ症状です。 

ではその症状が、実際にどんな特徴を持っているのか
について説明します。

見捨てられ不安

境界性パーソナリティー障害を持つ人は、
誰かに見捨てられたり、見限られたりする
ことを、強く恐れる傾向にあります。

587425 それが現実の世界であろうが、また自らが作り出した
妄想であろうが、根拠や確証を持たないまま、
自分が見捨てられるのではないか?という不安を抱き、
そうならないように行動する傾向にあります。

特に、恋人や近しい人に対しては、自分が見捨てられない
ために、異常なほど献身的に尽くしたり、また現実とも
妄想ともつかない、虚言を言うようになることもあります。

感情と行動が極端

境界性パーソナリティー障害を持っていると、
感情の動きが極端になり、それにともなった行動もまた
極端なものになります。

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急に怒ったり急に泣いたり、程度が激しい時には
衝動的に自殺未遂や、自傷行動に走ったりもします。

またそのことで、次に記述するような特徴につながります。

対人関係が不安定で原因を自分に求めない

感情や行動が極端になることで、対人関係を
上手く育むことが、困難になります。

また、根拠のない固執的な思い込みによって、対人関係を
より困難な状態にしてしまうこともあります。

一時はとても好意を持ち、また絶賛をしていた相手に対して、
突然、根拠なく激しい嫌悪感を抱いて、酷評したりするのも
特徴です。

さらに、そういった対人関係における様々なトラブルの
原因を自分に求めず、相手や周囲が悪い、もしくは社会が
悪いなど、外的要因にその原因を求めるのも特徴です。

衝動行動に依存する

アルコールや薬物、セックス依存、過食、危険運転など
極端で衝動的な行動を、繰り返したりします。


境界性パーソナリティー障害を持つ人との接し方

まず初めに大切なことは、境界性に限らず、
パーソナリティー障害は「人格」に係わる障害であるため、
それが個人の怠惰や、自制心の無さを原因とした、
良くない個性であると、思われがちです。

そのせいで、その状態を頭ごなしに否定されたり、
非難されることで、状態を悪化させることもあります。

まず初めに行うべきことは、その症状を理解
その知識を持つ、ということになります。

その上で、境界性パーソナリティー障害を持つ人との
接し方について説明します。


これまで説明してきたように、
境界性パーソナリティー障害を持つ人は、その全ての特徴の
根本に「自分の存在や価値に対する恐怖と不安」を
持っています。

極端な感情変化や行動、孤独に対する不安、
対人関係を不安定にするような行為。


587771 その全てが「こんな自分でも受け入れられるだろうか」や
「こんなことをしても自分は許されるだろうか」といった、
不安定で、その価値や存在意義に確証の持てない自分自身を
確認する行為でもあるのです。

その為、その人たちの行為や行動を、感情的に
否定することは、その存在価値を根拠なく否定することに
つながり、まったくもって逆効果となります。

では、どうすればいいのか?

まずは、受け入れることです。
そして冷静に理解し、対処することです。


まず、行うべきことは、境界性パーソナリティー障害を
持つ人の価値を認めること。
そしてその存在を、肯定することです。

全ての問題行動の原因は、自らの価値と存在に対する、
恐怖や不安なのです。
まずはそこを肯定してあげましょう。

そして次に、冷静に理解し対処する。

感情的で、極端になっている相手に引きずられることなく、
客観的で冷静な判断と、それに対する対処を行うことで、
決して理解力を失っているわけではない、
境界性パーソナリティー障害を持つ人の問題行動に対して、
解決の糸口が見つかリ、症状が改善することもあります。
 

最後に

そして最後に、これが一番重要なことですが、
決して一人で抱え込まないことです。

その人が、境界性パーソナリティー障害を
持っているのではないか、と疑われるときには、
すべてを自分で解決しようとはせず、周りの人や
専門家に相談することが必要です。

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相手の全てを受け入れ、その要求に応え、
そして感情的になる相手と接し続けることは、
簡単なことではありません。

時に、自らの精神や心を痛めてしまうこともあります。

そうならない為にも、無理はしない。
そして、時には距離を置くようなことも大切です。

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