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雑学

蜃気楼とは?語源となった生き物がいるってホント?

「蜃気楼」初夏ですと、魚津の蜃気楼が、
冬だと紋別の蜃気楼が、有名ですよね。

蜃気楼とは、海上や砂漠で、光の異常屈折のために空中に
物体があるように見える現象のことをいいます。


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種類としては、

  • 上位蜃気楼
  • 下位蜃気楼
  • 鏡映(側方)蜃気楼
  • の3タイプがあります。



  • 上位蜃気楼は、
    実際の風景の上側に伸びや反転した
    虚像が見えるものを言います。
    これが、魚津や紋別で見られるものです。

    下が冷たく、上が暖かい空気の層によって引き起こされ、
    海上にある低温の空気の上に、日中の陸地で温められた空気が
    流れ込むなどによって、発生するという説が有力です。


  • 下位蜃気楼は、
    もっとも一般的に目にする機会の多い蜃気楼です。

    アスファルトや砂地などの、熱くなった地面や海面に
    接した空気が熱せられ、物体の下方に蜃気楼が出現します。

    ビルや島などが浮いて見える浮き島現象や、「あれ前方雨?」の
    映画の砂漠シーンでよくある、逃げ水現象もこれです。


  • 最後に、もっとも出現数の少ないのが、鏡映(側方)蜃気楼です。
    物体の側方に蜃気楼が出現するのです。
    九州の八代海や、有明海などで見られたりします。


  • さて、
    科学的実証は、このあたりで置いておき、
    昔の人は蜃気楼を、どのようにとらえていたのか?を
    記載したいと思います。

    それはそれは、興味深い伝説と、
    語源となった生き物がいるんですよ。


    語源となった生き物がいるってホント?


    紀元前100年頃の、インドの書物に早くも登場して、
    その後、中国の書物に登場し、日本の書物にも登場しています。

    蜃(しん)という生物の気(吐き出す息)によって、
    楼(ろう)という高い建物が、形作られるというような記述です。

    日本語で別な言い方となると「貝やぐら」と
    言うものがあります。

    蜃気楼の蜃を「かい」、楼を「やぐら」と
    訓読みしたからです。

    では、蜃(しん)とは何なのでしょうか?
    2つ説があります。

    1つは大きな蛤(ハマグリ)という説です。
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    春や夏に海中から気を吐いて、楼台をつくるんだそうです。
    ちょっと臭いそうな気ですね・・・(;^ω^)

    もう1つは、それこそ伝説の生き物「竜」です。
    この竜は蛇に似ていて、角と赤いひげを持ち、
    たてがみがあります。
    CMで出てくる、日本むかし話の龍の子太郎の映像を
    浮かべてみてください。

    この竜は、蛇とキジ(鳥)が交わって生まれた卵が、
    地下数丈に入り込み、蛇となって生まれます。



    それが数百年生き延びたのちに、天に登って「楼」に
    なるそうです。

    この「楼」からとれた脂に火をつけると、蜃気楼
    見えたと言われています。


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    なんかおどろおどろしい説ですね。

    個人的には蛤の息より、おどろおどろな竜に
    一票って気がします。

    昔の人は根拠がないけど、深い深い「なんだそれ?」話を
    伝説として作り上げるのが上手ですね。

    ということで、蜃気楼の語源となった生き物の話、
    参考になりましたか?


    蜃気楼は、気温や風向きによって少しづつ変化して行き
    同じ蜃気楼は、二度と見られないんですよ。

    幻想的な魚津市の蜃気楼を、動画でどうぞ・・・



    一度、自分の目で、生の蜃気楼を見てみたい!って方は、
    蜃気楼観光に力をいれている魚津市に、ぜひ行ってみて下さいね。

    幻想的な風景をみて、蛤なのか?竜なのか?と、
    伝説に花が咲くかもしれませんよ。

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