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病気 認知症

認知症の初期症状って怒りっぽいの?物忘れにもどう対応したらいい?

2016/07/13

友人のお母さんは、78歳。
近頃、認知症の兆候があるらしく、
いつも友人は愚痴っている。

お母さんが、物忘れもひどく、怒りっぽいもんだから
つい友人も、怒りっぽくなってしまうらしい。

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怒った後に後悔して、心の中では「ごめん」と思い、
次は優しく接しようと思うのらしいが、
なかなか出来ないらしい。

認知症の初期症状って、怒りっぽくなるのかな~
物忘れにも、どう対応したらいいんだろ?

今回は、ちょっとした接し方、心の持ち方について
記載したいと思います。


認知症の初期症状って怒りっぽいの?どう対応したらいい?

認知症には、いくつかの種類があります。

  • 普通の加齢による老化
  • アルツハイマー(脳の萎縮)
  • レビー小体型など
その種類ごとに、症状は多少違ってきます。

どれにも共通する初期症状を、まずあげてみると、

  • トイレ後の手洗いの水道を出しっぱなし
  • 電話の相手を忘れる、電話が来たこと自体忘れる
  • 物をを置いた場所を忘れる、置いたことすら忘れる
  • 新しいことが覚えられない、覚えなくても平気になる
  • 話のつじつまがあわない
  • ボ~ッとすることが日常化する
  • ガスやストーブの火の不始末、火事の恐れも把握できない
  • 失敗を他人のせいにする〜幼児化(おばけがしていった、など)
  • 気遣いできなくなる、本人を目の前にしても悪口を言う
  • 意欲がない、布団に引きこもる

  • などが、あげられます。

    あなたは自分の家族が、そういう状態になった時、
    どう接するでしょうか?
    ニコニコ笑って、それを受け入れられますか?

    怒るでしょ?

    なんで水出しっ放しにしてるの!
    誰さんからの電話だったの!
    どこに置いたの!何回言えばわかるの!
    それ理解できないんですけど!
    なにぼーっとしてんの!
    ガス出しっ放しで、火事でも起こしたらどうすんの?
    おばけなんかいないでしょ!
    寝てばっかりいて!  云々

    毎日、怒るでしょ・・・
    叱るんではなく、怒りづけるでしょ。

    認知症、特にアルツハイマーの前頭葉側頭葉型の
    萎縮になると、なにをするのにも不安になります。

    老いている本人が、一番不安なのです。

    なぜなら、子供は母親がちょっとでも見えないと、
    不安そうな声で「おかあさ~ん」と、呼び続けますね。
    母親の返事があるまで、何度も何度も呼び続けます。

    それは前頭葉がまだ未成熟で、不安を自己制御
    できないからです。

    逆に、アルツハイマーの人は、未成熟ではなく、
    成熟していたものが萎縮してきているので、不安で不安で、
    子供の状態に還っていると考えてみてください。

    合点がいくかと思います。

    子供と違うところは、薄れていってはいるけれど、
    人生経験からのプライドがあるということです。

    怒りづけられて、プライドも傷つけられれば、
    誰だって怒り返します。

    つまり、怒りっぽくなってるのではなく、
    怒らせているのは、私たち家族の方なのかも
    しれないということです。


    私たちだって、成長する過程で親にいちいち言われると
    怒りたくなり、反抗しましたよね、それと同じです。

    おおよそ、こういう症状が出てくると、
    ディサービスなど、施設の援助をお願いすることに
    なっていきます。

    ディサービスに行って、人に接してくるのが
    楽しいお年寄りもたくさんいますが、

    「なんで自分の家があるのに、
    自分ちでのびのびしててはダメなの?」

    というお年寄りもいます。

    それは、疎外感になり、怒りになります。
    そして、怖いことに怒りを持ってしまった事例から、
    記憶の欠落が始まります。

    欠落していくのですから、話のつじつまが
    合わなくなるのは当然のことです。

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    おばけ(おばけが登場するのはレビー小体が多い)が
    水を出しっ放しにするし、ガスコンロに火を
    つけて行くことになります。

    怒りたいあなたの気持ちはわかります。
    仕事や家事で疲れているのに、なんで年寄りの世話まで
    しなければならないのか、情けなくなる気持ちも事実です。

    一呼吸おきましょう。

    相手の目の高さになり、目をちゃんと見て、
    おだやかに話をしてみてください。

    尊厳を持って、お話してみてください。
    根気よく・・・

    認知症は、自分がどうなってしまうのか分からないという
    「不安」が、病気になってしまったものです。

    病気というより、誰でもが通る道なのです。

    目を見て、穏やかにわかりやすく話す子に、
    怒る親はいません。

    あなたがもし、そうなってしまった時
    子供は、どう接すると思いますか?
    子供はいつも親をみています。

    あなたこそ、起こった事実を忘れてやってください。
    火の元だけは厳重にして。

    怒られて、自信をなくし、無気力になった時から、
    徘徊や、せん妄などの症状が始まります。

    そうでなくても始まりますが、そうしたら、
    専門医の指示を仰ぎましょう。

    怒りっぽいのではなく、不安な人を怒らせているのは誰か、
    自問自答してみてください。

    親だけど、自分の子供だと思って。

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