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風習

茅の輪くぐりとは?作法やくぐり方を動画で説明!その由来は?

2016/07/24

茅の輪くぐり(ちのわくぐり)とは、
大祓(おおはらえ)で行われる除災行事のひとつで、
おもに東北から南で、行なわれているものです。

まず最初に、どういったものなのかを、
茅の輪と、そのくぐり方や作法ついて、動画で見て下さいね。




茅の輪くぐりとは?作法や由来は?


では、まず大祓からご説明します。

  • 6月末日に行われるものを『夏越しの祓』
  • 12月末日(大晦日)に行われるものを『年越しの祓』
と呼び、年に二回行われる神道儀式です。
ですから基本、神社で行われます。

昔は、いまだかってないような疫病の流行があった場合や、
災害の来襲の際に、行われていました。
現在では、茅の輪くぐりは行事の一つとなっています。


しかしながら、その根底にあるのは、知らずに犯した罪や
穢れを祓い、神様(大国主尊系)のもとに、きれいな心で、
家内安全身体堅固などを、祈り奉るとされているんですよ。

ですが、普通神社などで行われる、無病息災祈願や
お祓いなどと違って、この茅の輪とは、
一体、何なんでしょうか?と、疑問に思うところですよね。

茅の輪とは?


竹で輪を作って茅(ちがや)を巻いたものが、茅の輪です。

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茅とは、カヤ、イネ科の植物です。
山野に自生する、すすきに似た草で、葉っぱで蓑(みの)
を作り、茎で茅葺きの屋根を作るアレのことです。

現代では、ほとんどの神社が、(あし)
(これもイネ科の多年草)を、使っています。

ですが、この茅の輪を使用するというのは
どこからきたのでしょうか?

茅の輪くぐりの由来とは?

茅の輪くぐりの由来は、とても心温まる伝説から
始まったと、言われているんですよ。


    故事によると、ヤマタノオロチを成敗したと言われている
    素盞鳴尊(すさのおのみこと)が、旅の途中
    (兄)蘇民将来(そみんしょうらい)、
    (弟)巨旦将来 (こたんしょうらい)という
    二人の兄弟に出会いました。

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    兄はとても貧しく貧困生活を、
    弟はとても裕福な生活をしていました。

    この兄弟に、素盞鳴尊が一晩泊めて欲しいと
    願い出たところ、裕福な弟は拒否し、貧しい
    兄の方の蘇民将来方が、快く泊めてくれました。

    その後、ふたたび素盞鳴尊は、快く泊めてくれた
    兄の蘇民将来を訪ねます。

    「もし流行り病が出た時には、茅で輪を作り
    腰につけていれば、流行り病にうつらない」


    と言い伝え、その場を去ります。

    その後、流行り病が発生したとき、弟の巨旦将来と
    家族は流行り病に掛かりましたが、兄の蘇民将来と
    その家族は、茅の輪のお蔭で助かりました。
    (よく、日本昔話にあるような、恩返しの話ですね)

    その後、村では蘇民将来と書いた紙を、家の入り口に
    貼っておくと、災いから逃れられるという、
    言い伝えが生まれました。


当時、腰につけられていた、小さな茅の輪も
時代が変わり、大きな輪をくぐるという、
除災行事のひとつとなりました。



茅の輪くぐりの作法は、神社によって異なります。
それは、お奉りしてる神様も違うし、
地域によっての風習も違います。

一般的によくあるのが、上の動画のように、
作られた茅草の輪の中を氏子が、
1左回り2右回り3左回りに、八の字に3回通って穢れを祓います。


この際に、禁じられていることは、茅の輪のカヤを引き抜いて
持ち去る行為です。
これでは、せっかく茅に移した穢れを、また自分に
戻してしまうからです。

無病息災をも祈っているのに、いろんな人が移した罪や穢れ、
災厄をわざわざ家に持ち帰るな、という戒めでもあります。


しかしながら、茅の輪くぐりの盛んな地域もあれば、
和紙で作った人形(ひとがた)に身体をこすりつけて、
厄を人形に移すという習慣もあります。

東北では、湯立ての儀式として、ふんどし姿の氏子に、
榊で熱湯を浴びせるという、夏越しの祓えもあります。

夏越しの祓えは、
地方によって、様々な形で行われているようです。
他の、夏越しの祓えも、少し気になるところですね。

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