ハテナアンテナ

あなたのハテナをわかりやすく解説!

歴史

家紋の由来!意味は一族の印?現代でも必要なの?

2016/08/06

あなたは、ご自分のお家の家紋ってご存知ですか?
家紋は、古くから伝わる仲間のような意味を表す
マークです。


417771
今回は、家紋について、
詳しく記載したいと思います。

ぜひ、参考にして下さいね。

家紋の由来!意味は一族の印?現代でも必要なの?

『家紋』という響きだけで、重々しい脈々と続く
由緒ある家系にだけに存在する、特別なものと
思われがちですが、違います。


ざっくり言って、
庶民がまだ苗字を持たなかった時代に、
マーク、デザインを決めておいて、その集合に
入っている一族を、あらわしていました。

いわば、表札がマークですから、自分も同じマークの
手ぬぐいとか、身分を証明出来るものを持って
訪ねていけば、顔は知らないけど、親戚身内なのねと
泊めてもらったり、お茶をいただいたりはできる印です。


「よっ、おめえさんも桐の紋かいっ?」
「へぇ、そうでやんす!」
「んじゃ、身内じゃね~か!
今夜一晩、うちで泊まっていきな!」
てな、感じだったのでしょうか・・(・∀・)

家紋と紋章の違い

外国にも『紋章』(漫画における『大家の紋章』とか)
がありますが、これと日本の『家紋』は違います。

外国は個人的なもの、日本は一族的なものと考えてください。

ポイントは、手紙の封印。
外国だと、封の所に封蝋
(ふうろう、シーリングワックス、英: Sealing wax)を
押しますよね。
そして、印璽(いんじ、シーリングスタンプ)という
判子のような型を押します。

この印璽には、差出人個人やその人物の家系のシンボルが
刻まれていて、差出人を証明する証ともなるものなんです。

日本では、あれはしないってことです。

微妙に違う家紋も!

日本に家紋は、241種類10000紋以上
あると言われています。

一種のデザイン性もあり、
(日本人固有の、うちはちょっとだけ違う!が好き)
同じ一族でも、微妙に紋のデザインが違ったりもします。

たとえば、『茗荷』だけでも、25種類以上あります。
茗荷は、日本十大紋の一つです。

日本原産の秋の草花で、物忘れの妙薬として
知られています。
(東北では、茗荷を食べ過ぎると、物忘れがひどくなると
言われているそうですが・・・)

500923
また、麻酔作用もあります。

ミョーガという音は、神仏の加護を意味する
『冥加』に通じます。
神仏の加護が受けられ、縁起がいいと言うことで
誕生したのではないかと、言われています。

なんで同じ身内なのに、25種類以上もデザインがあるか?

現代でもそうですが、身内ほど仲の悪いものは
いなかったりしますよね。

だから、諍いがあると、どっちかが微妙に変えて、
どっちにつくか、味方を分けたのだと思われます。

いつの時代も、
人間には、敵か味方か・・・
と見分けたくなりますもんね。

もちろん、すべてがそうだとは思いませんが、
同じ種類の紋でも、「うちのは他と少し違うんっだ!」
という、優越感はあったのかもしれません。


江戸時代頃から一般化される

さて、家紋のピークは、戦国時代までであったようです。

江戸時代になると、戦はほぼありませんでしたから、
名字が許されない、商人や百姓たちが一族の印として、
また、こぞって家の印としました。

家紋のみを専門にデザインする絵師
(紋上絵師=もんうわえし)にまで依頼し
制作するようになりました。

この頃から、デザインも大きく様変わりし、
種類も一層増えたと、言われています。


それは、羽織や裃(かみしも)など礼装や正装
衣装に、紋を入れるのがお洒落とされ、
また公式の席に、出て行くべき着物とされました。

335952
しかしながら、明治以降はそんな風習もすたれて行きます。

現代でも必要なの?

代々受け継いでいきた紋付などの着物に、
家紋が見られるくらいになり、
それも買い替えるときは、もっともオーソドックスな
桐紋に、略してしまわれがちになりました。


一時、昭和50年代後半からバブルの頃までは、
呉服屋さんがこぞって、お得意さんのお墓に
わざわざ出かけてまで、家紋をさがして、
喪服をオーダーさせる、なんてこともありました。

けれど、急な『家から出す』お葬式の時に、
わざわざ和箪笥を開けてまで、仕立てた紋付の着物を
着る暇はないので、貸衣装屋の桐紋を着るなんてことも・・

昔、弟の節句で、ばあちゃんが
「兜に、家紋入れてもらったよ!」
なんて言っていましたが、全く覚えてないし・・


今、自分の家の紋を見られるとしたら、
古いお墓くらいですかね。

それすら、今はお墓のスタイルが『○○家代々之墓』
ではなく、『安らかに』とか文字の書かれた、おしゃれな
薔薇のデザインのお墓になったり、集合墓に合葬
だったりするので、一生、自分の家の家紋を知らないまま
過ごすことも、珍しくなくなってきました。

それほど、必要性も、なくなってしまったんですね。

とりあえず、日本人として、皇室の十六八重菊の紋と、
時代劇には欠かせない、徳川家の三つ葉葵の御紋を
知っていればいいかな~とも思います。

-歴史
-,